ペイディカードとは、収入や信用情報の審査なしで利用できる後払いのカードで、バーチャルカードとリアルカードの2種類があります。
ネットショップでの買い物や交通系ICカードのチャージ、実店舗での買い物に利用できます。
クレジットカードと似ているように感じますが、ペイディカードはクレジットカードとは異なります。
今回はクレジットカードとペイディカードは実際にどういった違いがあるのかを8項目に分けて紹介します。
また、それを踏まえたうえでどんな人にペイディカードがおすすめなのか、どんな人にクレジットカードがおすすめなのかを紹介します。
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
①発行までの早さ | 最短5分(バーチャルカードの場合)最短1週間(リアルカードの場合) | 即日~1か月程度 |
②分割手数料・年会費の有無 | 無 | 有 |
③在籍確認の有無 | 無 | 有 |
④カードの送付方法 | 郵送 | 郵送 |
⑤利用限度額 | 3万円~20万円程度 | 10万円~100万円以上 |
⑥分割払いの回数 | 3回 | 〇〇回 |
⑦支払い方法 | コンビニ、銀行振込、口座振替 | 口座振替 |
⑧ポイント還元の有無 | 無 | 有 |
①ペイディカードとクレジットカードを発行までの早さで比較
ペイディカード | ||
---|---|---|
発行までの早さ | 最短5分(バーチャルカードの場合)最短1週間(リアルカードの場合) | 即日~1か月程度 |
ペイディカードのバーチャルカードの場合最短5分で発行できます。また、リアルカードの場合は最短1週間で発行できます。
クレジットカードの場合は、インターネットや店頭で申し込むと即日から2週間程度で発行できますが、郵送で申し込む場合は2週間から1か月程度の時間がかかります。
バーチャルカードの場合以外は発行までに時間を要するので、早く利用したい人はできる限り早めに申し込みを済ませておくようにしましょう
②ペイディカードとクレジットカードを分割手数料・年会費の有無で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
分割手数料・年会費の有無 | 無 | 有 |
ペイディカードは分割手数料も年会費も発生しません。
しかし、クレジットカードの場合、分割払いすると分割手数料が発生し、カードによっては年会費まで発生します。
クレジットカードは分割払いの回数が多いので1回あたりの支払金額を抑えることはできますが、その分手数料が発生してしまいます。
分割回数によって手数料も異なるので事前にシュミレーションして確認しておく必要があります。
ペイディカードはクレジットカードと違い、分割手数料や年会費を抑え余計な出費を防げるのでおすすめです。
③ペイディカードとクレジットカードを在籍確認の有無で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
管理方法 | 無 | 有 |
ペイディカードは携帯電話番号とメールアドレスがあればすぐに申し込みができますが、クレジットカードは様々な個人情報を入力する必要があります。
また、クレジットカードの場合電話での在籍確認も行われるため、トラブルを起こした場合などは会社の人や家族にすぐに知られてしまう可能性が高くなります。
在籍確認などがなく簡単に申し込みをできるのはペイディカードのメリットです。
④ペイディカードとクレジットカードをカードの送付方法で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
カードの送付方法 | 郵送 | 郵送 |
ペイディカードもクレジットカードもどちらの場合も送付方法は主に郵送となります。
今までは、クレジットカードを送る際は人限定受け取り郵便を利用して受け取りの際に本人確認をしていましたが、なかなかタイミングが合わずに受け取れないといった声が多かったため、現在はポスト投函での対応も可能となっています。
しかし、セキュリティ面の問題もあるため、ナンバーレスカードの場合のみに限るといった条件があるようです。
⑤ペイディカードとクレジットカードを利用限度額で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
在籍確認の有無 | 3万円~20万円 | 10万円~100万円以上 |
ペイディカードの利用限度額は利用者によって異なります。
それぞれの信用情報や利用実績によって設定されます。
しかし、クレジットカードより低く設定されていて、高額商品の購入にはペイディカードはお勧めできません。
また、ペイディを利用していない期間が長くなると限度額が一気に下がってしまう可能性があります。
そのため、限度額を気にせずに使いたい場合はクレジットカードのほうがおすすめです。
後払いサービスを初めて利用する人や使いすぎを防止したい人にはペイディカードがおすすめです。
⑥ペイディカードとクレジットカードを分割払いの回数で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
分割払いの回数 | 3回 | 3回~24回 |
通常のクレジットカードの分割回数は様々なパターンから選ぶことができますが、ペイディカードの場合翌月1回払いか3回払いのみとなります。
そのため、細かく分割して少しずつ支払いたい人にはペイディカードは不向きです。
クレジットカードの場合は基本的には3回~24回で自分に合った回数を選ぶことができます。
しかし、クレジットカードの場合は商品金額だけでなく、分割手数料もかかってしまいます。
余計な出費を抑えたい人は、分割手数料のかからないペイディカードがおすすめです。
⑦ペイディカードとクレジットカードを支払い方法で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
支払い方法 | コンビニ払い、銀行振込、口座振替 | 口座振替 |
ペイディカードの場合銀行振り込みは翌月10日まで、口座振替は翌月12日に引き落としされます。
クレジットカードの場合15日締め10日引き落としと月末締め26日引き落としの2パターンで選択することができます。
ペイディカードの場合、コンビニ払いや銀行振り込みに支払方法を設定しておくと支払いを忘れてしまうトラブルが起こる可能性があります。
支払いを滞納してしまうと様々なペナルティが発生します。
そういったトラブルを防ぐためにも口座振替に設定しておくことがおすすめです。
クレジットカードの場合は支払い滞納というトラブルは起こりにくいですが、できる限り口座にお金が確実に入っている給料日後に引き落とし日を設定しておくことをお勧めします。
⑧ペイディカードとクレジットカードをポイント還元の有無で比較
ペイディカード | クレジットカード | |
---|---|---|
ポイント還元の有無 | 無 | 有 |
通常のクレジットカードでは買い物をするたびにポイントがたまりお得です。
しかし、ペイディカードではポイント還元を受けることはできません。
どんなに買い物をしてもポイントがたまらないのはデメリットです。ポイントをためてポイ活をしたい人はペイディカードではなくクレジットカードがおすすめです。
ペイディカードはどんな人におすすめ
ペイディカードはクレジットカードに比べ限度額が低く設定されているので、使いすぎを防ぎたい人にお勧めです。
限度額が高く設定されているとつい高価なものを購入してしまったり、不要なものまで大量に購入してしまいます。
限度額が低いペイディカードでは、限られた範囲で商品を購入する必要があるため、購入前に本当に必要なものなのかを考え直すことが多くなります。
そのため無駄遣いを減らすことにもつながります。
また、ペイディカードは電話番号とメールアドレスだけで申し込みができるので誰でも簡単に利用することができます。
会社への電話による在籍確認もないため、周りにばれる心配もありません。
個人情報の入力など手間を省きたい人や面倒くさがりな人にはペイディカードがおすすめです。
他にも、ペイディカードは年会費や分割手数料が一切かかりません。
そのため、手数料など無駄な出費を抑えたい人にはおすすめです。
クレジットカードはどんな人におすすめ
ペイディカードは普段の買い物でポイント還元を受けることができませんが、通常のクレジットカードであればポイントをためることができます。
ポイントをためることで様々な特典を受けることができます。
そのためポイ活をしたい人や、普段の買い物で現金よりカードをメインに利用している人はポイントをためることができるクレジットカードがおすすめです。
また、ペイディカードは翌月1回払いか3回払いでしか分割して支払うことができませんが、クレジットカードは最大24回払いまで選択できます。
お金に余裕がなく、少しずつ返済したいと思っている人にはクレジットカードのほうがおすすめです。
しかし、分割払いにできる反面、手数料が発生してしまうので注意が必要です。
まとめ
今回はペイディカードとクレジットカードの違いについて紹介しました。
ペイディカードはクレジットカードに比べ限度額が低く設定されているため、使いすぎを防ぎたい人におすすめです。
また、電話番号とメールアドレスのみで申し込みができるので、誰でも簡単に利用できます。
そのうえ、年会費や分割手数料が無料なので余計な出費を防ぐことができます。
一方、クレジットカードはペイディカードと違いポイント還元を受けることができるので、普段の買い物でポイントを貯めたい人にはお勧めです。
また、分割回数が多いので少しずつ返済したい人に向いています。
しかし、その分手数料が発生してしまうので注意が必要です。
それぞれ、メリット・デメリットがあるので自分にあったカードを利用するようにしましょう。
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