2014年にオンライン決済サービス「ペイディ」が誕生しました。メールアドレスと携帯電話番号だけで登録することが可能で、気軽にあと払いができることから、アプリのダウンロード数が1,000万を達成しました。
とても人気のペイディですが、独自の審査を行っているため、思いも寄らない理由で審査に落ちる場合があります。この記事では、審査にかかる時間や、審査の基準、審査に落ちた場合の対処方法を詳しく解説しています。
事前に確認しておくことで、審査に落ちても冷静に対応することが可能になりますので、ぜひ参考にしてください。
ペイディの審査にかかる時間
審査は最短5分で完了し、通常であれば数分以内に結果の通知がメールで届きます。
深夜25時以降(日曜日は22時以降)に申し込みの場合は、翌朝8時以降に結果が届きます。
夜間の時間帯は、すぐに審査結果が届きませんので、利用を急いでいる場合には注意が必要です。
ペイディの審査基準を確認
ペイディは支払い回数が1回のみで、利用限度額は非公開となっています。
ペイディプラスは3回、6回、12回と分割払いができるようになったり、利用限度額はアプリに表示され、リアルカードの発行や予算設定機能を利用することが可能になります。
このように、本人確認をする前の「ペイディ」と、本人確認をしたあとの「ペイディプラス」ではサービス内容が違うため審査基準も異なります。
ペイディ
通常のペイディは、メールアドレスと携帯電話番号だけで登録することができるため、実質ほぼ無審査で利用することが可能です。
ペイディプラス
本人確認手続きを行うと「ペイディプラス」へアップグレードしますが、本人確認手続きの際に審査が行われます。
ペイディは、個人信用情報機関の「CIC」と「JICC」に加盟しています。
この情報機関に登録されている記録から、申込者の支払い能力、返済能力に問題がないか調査をしています。
ペイディの審査に落ちることある?原因を解説
ペイディは、購入する商品や店舗などの注文内容以外にも審査に落ちる場合があります。ここからは審査に落ちる原因を詳しく解説していきます。
- 本人確認の申込情報に誤りがある
- 換金性の高い商品を購入しようとした
- 利用限度額が超えている
- ペイディで滞納している
- 信用情報機関に「異動」が登録されている
本人確認の申込情報に誤りがある
申し込みの際に入力した、氏名や住所が、本人確認書類に記載されている内容と異なっている場合は審査に落ちる可能性があります。また本人確認で入力した内容に間違いがあった場合でも、審査の結果を変更することができないため入力には注意が必要です。
換金性の高い商品を購入しようとした
ペイディでは換金性の高い商品は審査に落ちることがあります。
Amazonの公式サイトでは、以下の商品はペイディを利用して購入できないと記載されています。その中には換金することができる「Amazonギフトカード」が含まれています。
- Amazonギフトカード
- 一部のデジタルコンテンツ(Kindle本、Kindle Unlimited、Amazon Music Unlimited、Prime Video Channel以外)
- 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)でのご注文
- Amazonフレッシュでのご注文
- 定期おトク便ご注文
- 海外へ配送のご注文
- 合計額が25万円(税込)以上のご注文
- Amazonビジネスのご注文
なおペイディの利用規約にも、「換金を目的とした商品の購入は禁止する」と記載されていますので、換金や転売目的が疑われる商品は審査落ちする可能性があります。
利用限度額が超えている
本人確認を行っていない「ペイディ」では、上記でも説明した通り、利用限度額が非公開となっています。使い始めの利用限度額は数千円程度のため、知らぬ間に利用限度額を超えて審査に落ちてしまいます。
「ペイディプラス」は利用限度額を確認することが可能になりますが、あくまでも目安となり、上限まで利用することを保証しているわけではありません。
そのため、利用限度額が近づくと審査に落ちる可能性があります。
ペイディで滞納している
過去に滞納したことがある、または現在支払いが遅れている場合などは審査に落ちる可能性があります。現在支払いが遅れている場合は、返済することで利用可能になる場合があります。
個人信用情報機関に「異動」が登録されている
クレジットカード、スマートフォンなどの分割払い、ショッピングローンやキャッシングの支払いを、期日より61日以上、または3ヵ月以上滞納したことがある場合は、いわゆるブラックリストの状況になっている可能性があります。
その場合は、個人信用情報機関に「異動」という記録がされており、審査に通ることは難しくなります。
「異動」の記録が消滅するまで、完済を終えてから最低5年の時間が必要となります。
なお本人の申し込みに限り、信用情報を確認することができます。
CIC(株式会社シーアイシー)では、スマートフォンで情報開示を行っており、手数料は500円(税込)で、8:00から21:45までの間で照会することができます。
ペイディの審査に落ちた場合の対処法
ペイディは審査の内容を開示していませんので、これから解説する対処方法は再び審査に落ちないことを保証するわけではありません。
しかし、審査に通りやすくなる可能性がありますので、ペイディを利用したい人はぜひ試してください。
- ペイディの利用実績を増やす
- 支払い方法を口座振替にする
- 本人確認をして「ペイディプラス」へアップグレードする
- 「すぐ払い」で先に支払いをする
ペイディの利用実績を増やす
「ペイディ」で審査に落ちる場合、利用限度額を超えることがたいはんの原因です。利用開始当初は限度額が低めに設定されていますが、利用実績が増え、支払いにも問題がない状況が続くと利用限度額が増額していきます。
ペイディは利用実績や支払い状況などでも審査の結果が都度変動しますので、少額でも利用を続けていると審査に通りやすくなります。
支払い方法を口座振替にする
ペイディの支払い方法は、コンビニ払い、銀行振込、口座振替の3つの方法があります。口座振替は期日になると自動で請求金額が引き落されますが、コンビニ払いや銀行振込の場合は、振込先や金額の間違い、支払いを忘れてしまうリスクがあります。
一度でも支払いが遅れると、次の審査に影響する可能性があります。
口座振替は手数料が無料になるため、ペイディ側にも利用者にもメリットがありますので、できるだけ支払い方法は、口座振替を選択するようにしましょう。
本人確認をして「ペイディプラス」へアップグレードする
すでに解説した通り、利用限度額を超えると審査に落ちることになります。利用実績を積み重ねて地道に限度額を増額することも可能ですが、「ペイディプラス」へアップグレードすることも検討しましょう。身元がはっきりして信頼度が高まるため、大幅に利用限度額がアップし、決済時に審査落ちすることがなくなります。
「すぐ払い」で先に支払いをする
利用限度額の上限に近づいている、もしくは超えた場合は審査に落ちることがあります。その場合は「すぐ払い」を利用して支払いを済ませることで、利用することが可能になります。
利用限度額はあくまでも目安となり、利用限度額いっぱいまで使えることを保証しているわけではありません。そのため利用限度額の上限に近づくと、審査に落ちることがあります。
まとめ
ペイディの審査時間や審査基準、審査に落ちた場合の対処方法を解説しました。
ペイディはメールアドレスと携帯電話番号だけで申し込みができますが、利用限度額が少額のため審査に落ちることがあります。
過去にクレジットカードやローンなどで支払いが遅れたことがある人は、まずはペイディで、少額でも利用実績を積むことで、「ペイディプラス」の審査に通りやすくなります。
信用情報が良好な人は、本人確認を行い「ペイディプラス」へアップグレードしてください。利用限度額の枠が増えるため、審査に落ちることがなくなります。
ペイディの審査は利用実績や支払い状況などが重要視されていますので、少額でも利用頻度を多くすることや、支払いの遅れなどには気をつけて利用してください。
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