ペイディの支払いが遅れてしまいそうな場合は、少しでも早く対処をする必要があります。なぜなら、支払日を過ぎてしまうと、様々なペナルティが発生するからです。
「後払いだから、いいや」と、ついついペイディを使いすぎてしまう人は少なくありません。
そこで今回は、ペイディの支払日はいつなのか、また利用代金を期日までに支払えなかった際に起こり得るリスクや対処法について解説します。
ペイディの支払い日は?
ペイディの支払いは、請求書が発行された月の10日までに完了する必要があります。
請求書は、月始め~月末までに請求が確定した金額の合計で作成され、基本的に翌月の1日に発行されます。
請求が確定するタイミングは利用した販売店ごとに異なるため、通販などで購入した場合、手元に商品が届くよりも先に請求が発生するケースもあります。
支払方法は、コンビニ払い、銀行振込、口座振替、すぐ払いの4通りです。忘れないように支払うようにしましょう。
ペイディ支払い日に支払いをしなければいけない理由4つ
- ペイディが利用停止や強制退会になる
- 回収手数料や遅延損害金が発生する
- 滞納分を一括請求される
- 個人信用情報機関へ金融事故の情報が登録される
ペイディは支払いが遅れてしまうと、上記のようなペナルティが発生します。
ここからは、期日までに支払いをしなかった場合に起こり得るリスクについてそれぞれ詳しく解説します。
1.ペイディが利用停止や強制退会になる
支払いが1日でも遅れてしまうと、完済するまで一時的にペイディの利用ができなくなります。また、延滞が長期にわたると強制退会になる可能性もあります。
ペイディはクレジットカードと同様の機能があるため、動画サービスなどのサブスクリプションの支払いをペイディで行っている人は注意が必要です。
もしペイディが利用できなくなった場合、各種サブスクリプションの利用料金も未納の状態になってしまいます。その結果、サプスクリプションのサービスまで利用できなくなってしまう恐れがあります。
2.回収手数料や、延滞遅延損害金が発生する
ペイディは支払期日を1日でも過ぎると、延滞遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、『元金×14.6%÷365日×延滞日数』で算出されます。延滞日数が長くなるほど負担が重くなる仕組みなので、注意が必要です。
また、遅延損害金とは別に、請求1件につき153円の回収手数料も発生します。
3.滞納分を一括請求される
支払い遅延が長期に渡った場合、ユーザー側の「期限の利益」が消失します。この権利が消失すると、残債が一括請求されるリスクが発生します。
「期限の利益」が消失するタイミングは、これまでの支払い状況や延滞回数などにより異なります。多くの場合は延滞日数が2ヶ月を超えたタイミングで喪失するケースが多いです。
一括請求に応じられない場合、強制執行手続きにより給料や財産が差し押さえられ、滞納分の利用料金が回収されます。
4.個人信用情報機関へ金融事故の情報が登録される
ペイディの支払いを2ヶ月以上滞納した場合、個人信用情報機関へ金融事故の情報が登録されます。いわゆる「ブラックリスト」に入ってしまうのです。
1度ブラックリストに登録されると、信用情報が消えるまでに最大5年はかかります。信用情報にキズがついた状態では、クレジットカードの契約や住宅ローンの契約に影響が出てしまう恐れもあるので注意が必要です。
また、5年が経過し信用情報が抹消されたとしても、ペイディ側には長期に渡って支払いを滞納したという履歴は残ります。そのため、二度とペイディを使うことはできなくなります。
支払い日までにペイディの支払いができない場合の対処法
- ペイディのカスタマーセンターへ連絡する
- 支払い回数を分割して返済負担を軽減する
- 返済に必要なお金を捻出する
- 弁護士に相談する
ペイディの支払いは延滞しないのが一番ですが、「どうしても支払日に間に合わない」という状況になってしまうケースもあるでしょう。
ここからは、期日までに支払いができない時の対処法を3つ紹介します。
1.ペイディのカスタマーセンターへ連絡する
支払いが間に合わないと思ったときは、遅れてしまうより先にカスタマーセンターへ相談しましょう。
数日以内に返済できる目処がたつのであれば、返済期日を伸ばしてもらえるケースがあります。
何の連絡もせずに支払いを滞納をした場合、繰り返し電話やメールで連絡が来たり、ハガキなどで督促状が届きます。こういった催促がくると、焦りを感じて精神的に負担がかかります。
ストレスを軽減するためにも、支払いに困った場合は早急にカスタマーセンターへ連絡するようにしましょう。
2.支払い回数を分割して返済負担を軽減する
ペイディは、翌月一括払いだけでなく3回払いにも対応しています。
一括での支払いが厳しい場合は、支払い回数を3回に分割することでその月の返済負担を軽減することが可能です。
ただし、ペイディの3回払いを利用するためには次のような条件があります。
- 事前にペイディプラスにアップグレードが必要
- 1回の買い物が3,000円以上であること
- 支払額が確定するまでに3回払いを選ぶこと
ペイディの支払いは利用日の翌月1日に確定します。3回払いで支払いたい場合、確定日までに支払い回数を一括から3回払いへ変更しておく必要があります。
ギリギリになって変更しても翌月に一括請求されるので注意しましょう。
3.返済に必要なお金を捻出する
返済が遅延している金額が数万円程度の場合、下記のような方法で返済費用を工面する方法もあります。
- 即日給料が受け取れる仕事をする
- 家族や友人にお金を立て替えてもらう
- 不用品を売る
最近は登録してすぐ、スキマ時間に働けるアルバイトなども豊富です。
働いた分のお金を即日受け取れる仕事を選べば、お金を工面することができます。
また、確実に返済できる目処がたつ場合は、家族や信頼できる人にお金を貸してもらうのも1つの方法です。
知り合いであれば、返済日を相談することもできますし、利息なしで貸してくれたりと柔軟に対応をしてもらえるケースも多いです。
フリマアプリで不用品を売るのも手ですが、商品が売れてお金が手元に入るまでに時間がかかる場合も多いので注意しましょう。
4.弁護士に債務整理を依頼する
ペイディだけでなく、他にも借金を抱えている場合は、弁護士に債務整理を依頼するのがおすすめです。
債務整理はペイディだけでなく、現在抱えているすべての債務が対象になるため、それらを全部まとめて解決することが可能です。
手続きは個人でも可能ですが、弁護士に依頼すればその時点で債務者からの返済催促を停止することができるというメリットがあります。
また、債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」という3通りの方法がありますが、どの方法が適切なのか素人では判断しにくいです。そのため、それぞれの方法のメリット・デメリットを熟知している弁護士に相談するのが安心です。
まとめ
今回はペイディの支払い日はいつなのか、また期限までにお金を支払えない場合のリスクや対処法について紹介しました。
後払いができるペイディは、手元にお金がない時でも使える非常に便利な決済サービスです。
しかし、支払いを滞納してしまうと、クレジットカードやローン契約と同様に、様々なペナルティが発生します。
滞納が長期に渡り、ブラックリストに登録されてしまった場合、ローンが組めなくなったりクレジットカードが作れなくなるなど、今後の生活に影響を及ぼす可能性もあります。
「支払いが間に合わないかもしれない」と感じたら、早急に対応することが大切です。
困った時は、今回紹介した対処方をぜひ参考にしてみてください。
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